カテゴリ: 環境学習

2014年11月11日 (ポッキーの日だそうです)、三木市立三樹小学校の3年生と自然観察を行いました。地元の小学校なので徒歩での来園です。
トライやる・ウィークで三樹小学校を訪問中の中学生も手伝いに来てくださいました。


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三樹小学校3年生、2クラス60名
トライやる・ウィーク中の中学生諸氏


この日も好天に恵まれ、昆虫の活動も活発だったのでしょう、トンボやバッタなどを何匹も観察することができました。
木から落ちた鳥の巣という、珍しい物も観察できました。
鳥のひなには気の毒ですが、厳しい自然の生活では何が起こるか分かりません。
鳥類はまだいい方で、昆虫やカエルなんか何十・何百の卵から数匹しか生き残りません。


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草の上に落ちていた鳥の巣


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厳しい生存競争を勝ち抜き、成虫になったトンボ (マユタテアカネ)
酸いも甘いも噛み分けた、大人の顔付


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同じく、苦み走った表情のイナゴ


秋が深まるにつれ、秋の七草の花も大部分が終わってしまいましたが、よく見るとまだきれいに咲いているオミナエシがありました。
見逃さずに観察しておきたいところ。


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実施風景1


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実施風景2


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オミナエシの花


ところでこのオミナエシ、けっこうきれいな花を咲かすのですが、臭いがくさいです。
納豆のような臭いがします。
しかしその臭いゆえに、環境学習に来る児童たちに割合受けがよかったりするので、世の中どう転ぶか分かりません。
オミナエシの黄色い花は、そんな深遠な人生哲学を私たちに教えてくれます。 

2014年11月7日 (金)、井吹西小学校の2年生とクラフトを行いました。
通常、環境学習の対象になるのは小学校3年生ですが、井吹西小学校のみ2年生です。
人数も多く、普段の環境学習とはいくぶん違った状況での実施となりました。


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井吹西小学校2年生、4クラス119名
人数が多いので2部屋に分かれてクラフトを行いました


作ったのはウグイス笛と木の枝輪切りのペンダントです。
まずは笛を作りました。
2年生だからと思っていたら3年生に劣らぬ活発な制作ぶりで、スムーズに作り上げることができました。


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制作風景


笛が完成して音が鳴ると気分がエキサイトしてくるようで、小学生たちは笛を激しく吹き鳴らします。
部屋はその時、相手の話している声が聞こえにくいほどのすごい状況になります。
森林公園にいながらに行った気分が味わえる……かもしれない。


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作品例1


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作品例2


次に、輪切りにした木の枝に文字や絵を描いてペンダントを作りました。
絵は何を書いてもいいですが、妖怪ウォッチの人気が目立ちます。
アラサーの私も、このように環境学習を通じて小学生社会のトレンドを勉強しております。


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ペンダントの材料を選ぶところ


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出来上がった作品


最後には井吹西小学校の校歌を聞かせてもらったりもして嬉しかったです。
仕上げた作品とともに、少年少女時代の楽しい思い出を持ち帰ってもらいたいです。

2014年11月6日 (木) 鈴蘭台小学校の3年生と自然観察を行いました。
エメラルドグリーンのユニフォームがいかす学校でした。


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鈴蘭台小学校3年生
2クラス58名


児童たちは指導者の話をなかなかよく聞いてくれました。
我々スタッフも、より興味の湧く話ができるように勉強していきたいです。


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実施風景
モミジの種を探しています


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キツツキの巣を観察しています


十一月に入り、秋が深まって、見られる生物にも変化が出てきました。
冬鳥のカモが池に来るようになりましたが、水の中に住んでいる動物の数は少なくなりました。
三木山名物の1つ、メダカも段々見つけにくくなってきますが、つかまえて観察できた班もありました。


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メ ・ ダ ・ カ


モミジバフウもずいぶん葉っぱが落ちました。
鈴蘭台小学校はぎりぎりセーフでフウの紅葉を楽しむことができました。


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エメラルドグリーンのジャージと紅葉のコントラストが美しい

2014年11月4日 (火)、自由が丘小学校3年生と環境学習を行いました。
自由が丘小学校は今年度は4回の来園予定があり、1・2・4回目は自然観察ですが、3度目の今回は木を使った工作をしました。


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自由が丘小学校3クラス78名


この日の工作は一味違います。
材料を集めるところからスタートするのです。
来園したら園内を歩いて材料を拾い集め、それから工作に移ります。
こちらで用意した土台となる木に、集めた物を貼り付ける形で作品を作りました。


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どんぐりを拾い集めているところ


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材料を探し歩いているところ


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落ち葉も立派な素材になります


集める材料はシイ・カシ類・アメリカフウ・ユリノキなどの木の葉っぱや枝、木の実などですが、決まりはありません。
どんぐりの人気が高かったように思います。
どんぐりは本体だけでなく、ぼうしも重要な材料になりました。


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カシの一種、アラカシ


10時過ぎから工作に移りました。
自分で手に入れた材料に思い入れがあるのか、児童たちは時間ぎりぎりまで制作に没頭し、完成に至らなかったケースも多いようです。
芸術にかける熱い情熱が感じられました。


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制作風景1


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制作風景2


一生懸命作ったかいあって、個性的で手の込んだ作品が出来上がり、見ごたえばっちりでした。
無傷で家まで持ち帰ることができたでしょうか。


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作品例その1


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作品例その2


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作品例その3


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作品例その4

2014年10月31日 (金)、明石市立錦が丘小学校の3年生と自然観察を行いました。
10月最後の環境学習です。
10月・11月は環境学習のハイシーズンでたくさんの来園がありました。


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錦が丘小3年生
2クラス71名


観察した物をメモするようにと初めに言うと、その後児童たちが自発的に見た物の名前を書き止めているのが見られました。
絵を描く子もいます。


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メモメモ


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ふ~む。なになに……


これは真剣に学習する気持ちの表れであり、また、探検ボードのワークシートを文字や絵で埋めることが楽しいんだと思います。
小学生にとってメモを取るのは面倒くさいことだと私は思ったのですが、自然を学びたい無意識の欲求が筆をとらせるようです。

ところで、秋の環境学習では秋の七草やどんぐりのなるブナ科の木を重点的に学習しますが、他にもたくさんの見所がります。
ノジギクもその1つです。


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花盛りのノジギク


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ノジギクを観察しているところ

実はこのノジギク、兵庫県の県の花に指定されています。
当園では、はしなくも県木であるクスノキのすぐそばに生えており、一緒に覚えられて便利です。


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クスノキの枝の匂いを確かめているところ
防虫剤の原料である樟脳が含まれるので、薬品臭い匂いがします


錦が丘小学校のある明石市の花もキクですね。
明石市のウェブサイトによると、野生の菊よりは栽培品種をイメージしているようですが、ノジギクも無関係ではありません。
ちなみに明石市の木はキンモクセイだそうで、当園にも生えていますが、花の時期は終わってしまいました。
来年の秋にはまたオレンジ色の花をつけ、私たちの目鼻を楽しませてくれるでしょう。


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写真右のこんもりした植木がキンモクセイ

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