続いていた残暑もようやく和らいできた令和2年9月20(日)、
兵庫県立三木山森林公園 森の文化館多目的ホール&園内にて、
イベント「秋の昆虫観察会」を開催しました。

今回も十分感染対策をして参加者の皆さんをお迎えしました。
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イベントの講師は公園の昆虫調査等のボランティアをしてくださっている
三木山サポーターグループ チーム64の皆さん。
今回は主に「秋の鳴く虫」について、教えていただきます。
どんな虫に出会えるのか楽しみですね。
昆虫の習性を観察するため、まずは採集に出かけますが、
その前にバッタ、キリギリス、コオロギの違いや、
捕まえ方、野外の活動で気を付けることなどのお話を聞きました。
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外に出ると、一斉に虫探し開始!
どこにいるかな~?
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みんなが手に持っている竹の筒は「虫吹き」という昔ながらの虫を捕まえるための道具。
虫の習性を利用して捕まえることができます。
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サポーターさんからアドバイスをもらいながら、どんどん捕まえていきます。
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          「この、りりしいお顔の虫は?」
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           「エンマコオロギ!」                 


捕まえた虫は蚊帳の中に放ちます。
蚊帳の中にはミニ草原が。そこに虫を放ち、どんなところに隠れるのか、
どんな葉っぱを食べるのかなど習性を観察します。
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蚊帳の中に入ると、サポーターさんが虫の持ち方や特徴を具体的に教えてくださいました。
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      「今日、虫をさわれるようになったよ!」                 

部屋の中では、ケースにいれた虫を観察しました。
いい声で鳴いている虫もたくさんいましたね。
飼い方もサポーターさんから教わりました。
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        「鳴く虫って、たくさんいるんだね。」      
        
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サポーターさんから、鳴く虫の種類や特徴、飼い方、その他
色々なことをこのイベントで教わりました。
虫を怖がっていたお子さん達が虫と仲良くなって帰っていく姿を
見ることができるのもこのイベントの醍醐味です。

虫の声を鑑賞する文化は日本の他には中国くらいで、世界的に珍しいそうです。
昔から自然とともに暮らしてきた日本人ならではの感性なのですね。
10月1日は中秋の名月です。
月を愛でながら、是非、虫の声に耳を傾けてみてくださいね。

参加していただきました皆さん、
三木山サポーターグループ チーム64の皆さん、
ありがとうございました!


※兵庫県立三木山森林公園では昆虫やメダカ・植物など、動植物の採取を禁止しています。
 この日は公園主催のイベントのため特別に許可しています。
 このイベントで採取した昆虫は全て放虫しました。